ログライン見直し
返す返すもログライン見直し。
ログライン:キモくて金の無いおっさんが、美少女騎士を召喚して、どんな願いでも叶える願望機をめぐる闘いに巻き込まれる。
複雑ではないか?「願望機」という部分がまず伝わらない。というかしっかり考えてないから当たり前か…この部分の詳細なアイデアを練る必要があると。
皮肉は? 少年の冒険譚におっさんを据えたところに、ある。
主人公の欠落は? これは結局のところ「自信のなさ」だろうがそれが「キモくて金の無い」から読み取ることが出来るか?もっと抽象化する必要がある?
切迫した状況は? 「戦いに巻き込まれる」これはさっぱり伝わってこない。ここが肝ではない気もする。
またまたブレイク・スナイダー著、セーブザ・キャットの逆襲のテンプレートに流し込んでトラブルシューティングをしてみる。
「静止――死」の瞬間に「瀕して」、「欠落を抱えた主人公」は「第一ターニングポイント」へと入って行くのだが、「ミッドポイント」に来ると、彼は「提示されたテーマ」を学ばなくてはならない、「すべてを失う」前に。
女の子の手を握ったこともないブラック企業の派遣社員のおっさんが、どんな願いも叶える願望機をめぐる戦いに巻き込まれ、召喚した姫騎士とともに夜の町で過去に戻るという願いを叶えるために殺し合いを始めるのだが、願望機が願いの10倍の災厄をもたらすこと知ったとき、彼は今を自信を持って生きることを学ばなくてはならない。ライバルの自身の欲望に忠実な完成された壮年が願望機を使って世界を滅ぼす前に。
んー。こうして見るとアイデアに煮詰まってない部分が多いのがよくわかる。
願望機って?
召喚?
姫騎士?
災厄の詳細は?
ライバルの目的、あるいは欲求、欠落は?
この辺が今後の課題というところかなあ。