プロット分析
タイトル:ディープ・インパクト
ジャンル:難題に直面した平凡な奴
ログライン:少年が発見した彗星が地球に衝突すると宣告され、人々が生死のふるいにかけられる。
1 オープニングイメージ(1):
彗星を発見するリオ。その彗星が大きな危機を及ぼすことを研究者ウルフによって暗示される。
2 テーマの提示(5):
「最早何もやっても無駄だ。ならば最後の時は家族と過ごしたいと思わんかね」
3 セットアップ(1~10):
ジェニーが国防長官のスキャンダルを求めて取材へ。
4 きっかけ(12):
女性関係のスキャンダルと想い国防長官を問い詰めるジェニー。
5 悩みのとき(12~25):
大統領の前に連れて行かれ、エリーが女性の名前ではなく滅亡を示唆する何かだということに気づく。エリーは父とその再婚相手に辛く当たってしまう。
6 第一ターニング・ポイント(25):
大統領が地球を滅亡に導く彗星が迫ることと、その対抗策を発表する。
7 サブプロット(30):
彗星に名前がつけられ有名になるリオ。彗星破壊のメンバー登場。
8 お楽しみ(30~35):
リオとサラの関係。ジェニーの昇進。彗星破壊は失敗し、メンバーとは連絡がつかなくなる。
9 ミッド・ポイント:
大統領が作戦の失敗を告げ、生き残る人類がふるいにかけられる事を告げる。
10 迫り来る悪い奴ら(55~75):
迫る彗星。メサイヤ号の中での議論。リオはサラを生き残らせるために結婚。
11 全てを失って(75):
リオはサラを連れていけない。ジェニーの母親は自殺する。
12 心の暗闇(75~85):
母の死の手続きを済ませ、ベンチで一人雨に打たれるジェニー。
13 第二ターニング・ポイント(85):
リオは方舟につくがサラを探しに戻ることを決意。メサイヤ号は体当たりで彗星を破壊することに。
14 フィナーレ(85~110):
小さい惑星の激突。
ジェニーは非難ヘリの席を上司とその娘に譲り、父に会いにビーチへ。二人で最後を見届ける。
リオはサラとその妹を連れて山の上へ。
メサイヤ号は体当たりで彗星を破壊する。
15 ファイナル・イメージ(110):
ホワイトハウスの再建が始まる。
プロット分析
タイトル:ザ・ヒット・リスト
ジャンル:難題に直面した平凡な奴
ログライン:投資に失敗し上司に裏切られ妻と親友に不倫された会社員アランが、バーで殺し屋と意気投合し、それと知らずに冗談交じりで殺しのリストを渡してしまう。
1 オープニングイメージ(1):
浮気した妻の前からずこずこと去っていくアラン
2 テーマの提示(5):
「人に踏みつけられて黙ってるのは 病気だ」
3 セットアップ(1~10):
投資に失敗し上司に裏切られ妻と親友に不倫された会社員アランが、バーで殺し屋ジョナスと意気投合し、それと知らずに冗談交じりで殺しのリストを渡してしまう。
4 きっかけ(12):
最初のターゲット、裏切った上司が殺される。
5 悩みのとき(12~25):
上司の死を知り、2番めのターゲットの同僚へ知らせに行こうとするが、ジョナスが現れてアランを追い詰める。
6 第一ターニング・ポイント(25):
アランは同僚の元へ急ぎながら警察に通報する。
7 サブプロット(30):
妻が参考人として警官に確保され、アランを庇う。
8 お楽しみ(30~35):
アランの目の前で同僚を轢き殺したジョナスはそのままアランを連れて警察とのカーチェイスが始まる。
9 ミッド・ポイント:
3番めのターゲット、ギャンブルの支配人の元へ二人が乗り込む。アランに銃を持たせ殺せと迫るジョナス。アランは拒否するが、そのまま警察に捕まってしまいジョナスは逃亡する。
10 迫り来る悪い奴ら(55~75):
マイクの元へ行き、警察に扮してアランと妻のいる警察署へ向かってくる。
11 全てを失って(75):
マイクは遠隔捜査爆弾で殺され、守ってくれる警察もジョナスに殺される。
12 心の暗闇(75~85):
妻の足が撃たれる。
13 第二ターニング・ポイント(85):
アランは銃を取り、ジョナスを殺すことを決意する。
14 フィナーレ(85~110):
妻の血痕を追うジョナスの背後からアランが撃つ。
15 ファイナル・イメージ(110):
無事に生き残り、抱きしめあうアランと妻。
プロット分析
タイトル:ファーナス 決別の朝
ジャンル:難題に直面した平凡な奴
ログライン:善良な青年ファーナスが飲酒運転で逮捕されたのを境に色々ひどい目にあって弟を殺した薬中集団のボスに復讐を遂げる。
1 オープニングイメージ(1):
ドライブインシアターで暴虐に振る舞うデグロードと、鉄工所で真面目に働くラッセル
2 テーマの提示(5):
「文句でもあるのか?」「世の中にいる全員にな」
3 セットアップ(1~10):
鉄工所で働く真面目な青年ラッセルは交通事故を起こし刑務所へ。
父の死に目には会えず、恋人リナは警官の友人ウェズリーに取られる。
4 きっかけ(12):
ボクシング賭博の選手をする弟ロドリーを止めようとするが、喧嘩になってロドリーは出て行く。
5 悩みのとき(12~25):
弟の残した手紙を読むラッセル。
6 第一ターニング・ポイント(25):
ペティが死に、弟が行方不明になる。
7 サブプロット(30):
ロドリーの八百長ボクシング選手としての活躍(?)
8 お楽しみ(30~35):
9 ミッド・ポイント:
麻薬の売人を介してラッセルはデグロートの住処を突き止める。
10 迫り来る悪い奴ら(55~75):
警察がデグロートの家に突入するが、既にもぬけの殻。
11 全てを失って(75):
ウェズリーに弟の遺体が発見されたことを伝えられる。
12 心の暗闇(75~85):
そんな折に元彼とその男が家に来て「俺達の関係を認めてくれ」とか言い出すのを怖い顔で認める。
13 第二ターニング・ポイント(85):
デグロートをペティの名前でおびき寄せ、自分の手で殺すことを決意。
14 フィナーレ(85~110):
デグロートを鉄工所に追い詰め殺す。
15 ファイナル・イメージ(110):
鉄工所でデグロートをいたぶって殺すラッセル。
なんだろうなあ。
常に「この主人公はひどい目にあうんだろうな…」という緊張感はあったんだけど…
復讐も全然スカッとしないな。
プロット分析
タイトル:スリーデイズ
ジャンル:難題に直面した平凡な奴
ログライン:教師ジョンが殺人罪の容疑をかけられ捕まった妻を脱獄させるために奮闘する。
1 オープニングイメージ(1):
情況証拠によるジョンの回想、妻ララが殺人を犯す。
2 テーマの提示(5):
「ドンキ・ホーテの物語」「テーマは?」「理性的な考えが 人の心を破壊する 理性を失うことでそれに打ち勝つ」「我々は世界に秩序を構築し 時計やカレンダーに従い天気も予報する だが人生を自分で支配できているか?」「もし自分だけの人生に生きるとしたらそれは狂気か?」「狂気でも絶望よりマシでは?」全部自分で言っちゃった。
3 セットアップ(1~10):
殺人容疑をかけられたララ。裁判は勝機がなく、弁護士はお手上げ。肉親すらもララの無罪を信じておらず、息子ルークはそのためにいじめられている日々。
4 きっかけ(12):
ララが自殺未遂。
5 悩みのとき(12~25):
学校での講義の回想「ドン・キホーテの物語」のテーマ。自分の言葉に後押しされ、ジョンは妻を脱獄させることを考え始める。
6 第一ターニング・ポイント(25):
脱獄者の話を聞いて計画を練り始める。
7 サブプロット(30):
未亡人と公園で出会う(2人の関係はどうなるのか?)
→ジョンは未亡人を計画に組み込み、最終的には感謝を告げて去る。
8 お楽しみ(30~35):
教師の頭脳を使って計画を練る。ユーチューブやネットの情報で違法行為を学んで実践していく。
9 ミッド・ポイント:
資金難に悩まされたジョンは悪人を襲撃して金を奪う。
10 迫り来る悪い奴ら(55~75):
残した証拠から警察の捜査がジョンに迫る。
11 全てを失って(75):
ララを搬送された病院から連れ出すも、時間がなくなりルークを置いていこうとする。しかしその提案にララは反対し車から身を投げ出そうとする。
12 心の暗闇(75~85):
二人で車の外に出て座り込み、諦めかける。
13 第二ターニング・ポイント(85):
予定からは外れるが、ルークを迎えに行き、それでも逃げる覚悟を決める。
14 フィナーレ(85~110):
ゴミと機転で警察を欺き、ルークを回収した上でベネズエラへ逃げおおせる。
15 ファイナル・イメージ(110):
捜査官の回想「ララは冤罪だったのでは?」
証拠のボタンが視聴者だけに見せられて終わり。
プロット分析
タイトル:傷物語
ジャンル:難題に直面した平凡なヤツ
ログライン:吸血鬼の命を助けた少年が、人間に戻るために戦う。
1 オープニングイメージ(1):
キスショットの命を助けるために血を差し出す。
2 テーマの提示(5):
「なんで友達つくらないの?」「人間強度が下がるから」
3 セットアップ(1~10):
羽川と出会い、パンチラを見て、エロ本を買った帰りに夜道を歩く阿良々木。
4 きっかけ(12):
死にかけの吸血鬼を助ける。
5 悩みのとき(12~25):
エロ本を捨てにゴミ箱に。
6 第一ターニング・ポイント(25):
忍野に交渉してもらい、三人の吸血鬼狩りからキスショットの四肢を取り返して人間に戻るために戦うことを決意する。
7 サブプロット(30):
羽川との友情(恋愛に発展するのか?)
8 お楽しみ(30~35):
学園異能バトル
9 ミッド・ポイント:
吸血鬼狩りの三人を倒し、羽川を助ける。
10 迫り来る悪い奴ら(55~75):
忍野からキスショットの心臓を受け取る。
11 全てを失って(75):
キスショットが人間を食べているのを見て、自分が人食いの化けものを復活させてしまった事を知る。
12 心の暗闇(75~85):
体育館倉庫で死自殺を決意する。
13 第二ターニング・ポイント(85):
羽川の助言で立ち直りキスショットを倒すことを決意
14 フィナーレ(85~110):
キスショットが自分を人間に戻るために殺されようとしていた事に気づく。
忍野の提案で、全員が不幸になるが生き残る道を選ぶことを決める。
15 ファイナル・イメージ(110):
無害になったキスショットに血を与えて生きながらえさせる。
プロット分析
タイトル:イーグル・アイ
ジャンル:難題に直面した平凡な奴
ログライン:うだつの上がらない日常を送るコピーショップの店員ジェリーは、秀才の双子の兄が死んだ日を境に世界の機械網を操る「謎の女」からの電話によりテロ工作の容疑をかけられ追われることになる。
1 オープニングイメージ(1):
兄が死んだ日、トロフィーや賞状が並ぶ兄の部屋で父親に呆れられる。
2 テーマの提示(5):
「自由を守りために張り巡らされた安全対策が、逆に自由を脅かす」
3 セットアップ(1~10):
政府はコンピューター「アリア」の提言を無視してテロ組織への攻撃を決行。
ジェリーの兄が死に、彼は3年ぶりに実家に呼び戻される。
シングルマザーのレイチェルは息子を音楽会に送り出した後、謎の女(アリア)から子供を人質にとった、命令に従え、という電話を受ける。
4 きっかけ(12):
ジェリーの部屋にテロ工作の武器が送られ、アリアから電話がかかってくるが無視。FBIに捕らえられる。
5 悩みのとき(12~25):
捜査官トーマスに俺は無実だと訴えるも取り合ってもらえない。
6 第一ターニング・ポイント(25):
再びジェリーに「逃げろ」という電話。巨大なクレーンがFBIに突っ込み、ジェリーは声に従って逃げることを決める。ジェリーは同じく謎の女に従うレイチェルと合流する。
7 サブプロット(30):
ペレス空軍捜査官が「イーグル・アイ」に招聘される。(彼女は黒幕を暴くことができるのか?)
8 お楽しみ(30~35):
アリアがネットワークを駆使して二人をFBIから逃げさせる。カーチェイス。逃げおおせて行方をくらます。
9 ミッド・ポイント:
アリアの命令通り首尾よく爆薬(偽物)を手に入れた二人はアリアの正体がコンピューターでああることを知る。
10 迫り来る悪い奴ら(55~75):
監視カメラからの情報でトーマスに行方がバレる。
11 全てを失って(75):
イーグルアイ本部に潜入したジェリーはアリアこそが兄殺しの犯人で、自分を双子の兄の代わりに利用して殺そうとしていることを知る。
12 心の暗闇(75~85):
レイチェルに銃を向けられるが、彼女は撃てない。
13 第二ターニング・ポイント(85):
ジェリーは兄の意志を受け継いで大統領の前でレイチェルの宝石(爆弾)と息子のトランペットが鍵となり政府要人を皆殺しにするギロチン計画を止めることを決断する。
14 フィナーレ(85~110):
大統領の前で銃を放ち、演奏を止めることで爆発を食い止めたジェリーは警備員に撃たれて倒れる。
ペレス捜査官はアリアを止めるためにバールなようなものでその中枢をぶっ壊す(物理)笑った。最初からやれや!
15 ファイナル・イメージ(110):
父の前で大統領に表彰されるジェリー。
バディとの友情だと思ったら、難題に直面した平凡なヤツだったでござるの巻。
しかし自分のログラインもこっちじゃねえかなあと思い始める。
二人の相違点
白人:黒人
デカ:囚人
仕事にかまける:女好き
車の好みが真逆
共通点
はみ出し者
立場が逆の二人が同じ目的のためにいがみ合いながらも最後には協力して目的を達成し、友情を育む。という構成か。
ジャックの女房問題は解決しなかったなー
プロット分析
タイトル:Ted
ジャンル:バティとの友情
ログライン:ウィットに富むが責任感が無いおっさんと下品でクールなしゃべるテディベアの友情物語!
1 オープニングイメージ(1):
子供時代のジョンの願いで命を宿すテディ
2 テーマの提示(5):
「友情は永遠?」
3 セットアップ(1~10):
35際になったジョンはまだテディと一緒に大麻を食らいながら映画を見て馬鹿笑いして暮らしている。金は無いが職場の友人や上司、彼女のロリーにも恵まれている。ロリーを狙う上司がいる。
4 きっかけ(12):
付き合って4年目の記念日、ロリーにプロポーズをしなかったジョンは、ロリーにテディと離れるように言われる。その間テディーが呼んだ風俗嬢が彼女の家の床に荒業を残していく。うんこ。
5 悩みのとき(12~25):
水族館でテディに離れることを打ち明ける。
6 第一ターニング・ポイント(25):
ジョンはロリーと暮らし、テディは一人暮らしでスーパーに就職を決める。
7 サブプロット(30):
ロリーを狙う上司。ジョンはまだテディのところに入り浸っている。(二人はうまく行くのか?)
8 お楽しみ(30~35):
スーパーで新人の女の子と下品なジョークを交わすテディ。
9 ミッド・ポイント:
ロリーの上司のパーティにロリーとジョンが出席。しかし、ジョンはテッドに誘われ飛び出してしまう。(ジョン&テッドは最高潮。 ジョン&ロリーの関係は最悪)それがバレたジョンはテッドに「おまえのせいだ」と別れを告げる。
10 迫り来る悪い奴ら(55~75):
ドニー親子がテッドを狙って登場。暗闇で待ち受けるドニー。
11 全てを失って(75):
「八歳の時にもどれたらお前なんていらなかったのに!」ジョンは親友と恋人を失う。
(この後にサブプロットが展開し、テッドとジョンの全力の喧嘩と仲直り。テッドの活躍でロリーはジョンとの関係を考えなおす)
12 心の暗闇(75~85):
ドニーに誘拐されたテディがどんどん破れていく。
13 第二ターニング・ポイント(85):
テッドをロリーとジョンが助けに行く。テッドは上半身と下半身が千切れ、喋らなくなる。
14 フィナーレ(85~110):
縫い合わせたテッドが、ロリーの願いで復活する。「自分の人生のために彼が必要」友情は永遠である。
15 ファイナル・イメージ(110):
ジョンの恋人の願いで再び喋り出すテッド。
下品なギャグやキャラがいちいち面白い。
登場人物がロリー以外は全員イカれてるじゃないか。サイコーだな。
後半の展開はコメディ故か。
これがハートフルコメディーだったらテッドは死んだままだったかなあ。
うん後半は不満だ。
オープニング・ファイナルイメージの対比も微妙。
幼いジョンは物語冒頭で「友達が欲しい」と願い、魔法で叶う。しかし責任感を持たず子供の遊び心を持ったまま歳を重ねていく…。
そこに物語中での成長の余地がある。
遊びたいから結婚もしたくない。
なんでも人のせいにして雷を恐がるジョンが成長して結婚を決断する…という構成だけど、いまいち成長の理由がはっきりしない。こいつは子供のまま決断した気がする。
テディが頑張ってロリーの理解を得ただけのような…。