のーたいとる

KADOKAWA✕はてな より今冬リリース予定の新・小説サイト http://kaku-yomu.kadokawa.jp/ 第一回のコンテストに参加するための準備ブログ。習作、雑記などをアップ予定です。

プロット分析

タイトル:Ted


ジャンル:バティとの友情 


ログライン:ウィットに富むが責任感が無いおっさんと下品でクールなしゃべるテディベアの友情物語!


1 オープニングイメージ(1):


子供時代のジョンの願いで命を宿すテディ


2 テーマの提示(5):


「友情は永遠?」 


3 セットアップ(1~10):


35際になったジョンはまだテディと一緒に大麻を食らいながら映画を見て馬鹿笑いして暮らしている。金は無いが職場の友人や上司、彼女のロリーにも恵まれている。ロリーを狙う上司がいる。


4 きっかけ(12):


付き合って4年目の記念日、ロリーにプロポーズをしなかったジョンは、ロリーにテディと離れるように言われる。その間テディーが呼んだ風俗嬢が彼女の家の床に荒業を残していく。うんこ。


5 悩みのとき(12~25):


水族館でテディに離れることを打ち明ける。


6 第一ターニング・ポイント(25):


ジョンはロリーと暮らし、テディは一人暮らしでスーパーに就職を決める。


7 サブプロット(30):


 ロリーを狙う上司。ジョンはまだテディのところに入り浸っている。(二人はうまく行くのか?)


8 お楽しみ(30~35):


スーパーで新人の女の子と下品なジョークを交わすテディ。


9 ミッド・ポイント:


ロリーの上司のパーティにロリーとジョンが出席。しかし、ジョンはテッドに誘われ飛び出してしまう。(ジョン&テッドは最高潮。 ジョン&ロリーの関係は最悪)それがバレたジョンはテッドに「おまえのせいだ」と別れを告げる。


10 迫り来る悪い奴ら(55~75):


ドニー親子がテッドを狙って登場。暗闇で待ち受けるドニー。


11 全てを失って(75):


「八歳の時にもどれたらお前なんていらなかったのに!」ジョンは親友と恋人を失う。


(この後にサブプロットが展開し、テッドとジョンの全力の喧嘩と仲直り。テッドの活躍でロリーはジョンとの関係を考えなおす)


12 心の暗闇(75~85):


ドニーに誘拐されたテディがどんどん破れていく。


13 第二ターニング・ポイント(85):


テッドをロリーとジョンが助けに行く。テッドは上半身と下半身が千切れ、喋らなくなる。


14 フィナーレ(85~110):


縫い合わせたテッドが、ロリーの願いで復活する。「自分の人生のために彼が必要」友情は永遠である。


15 ファイナル・イメージ(110):


ジョンの恋人の願いで再び喋り出すテッド。


 


下品なギャグやキャラがいちいち面白い。


登場人物がロリー以外は全員イカれてるじゃないか。サイコーだな。


後半の展開はコメディ故か。


これがハートフルコメディーだったらテッドは死んだままだったかなあ。


うん後半は不満だ。


オープニング・ファイナルイメージの対比も微妙。


幼いジョンは物語冒頭で「友達が欲しい」と願い、魔法で叶う。しかし責任感を持たず子供の遊び心を持ったまま歳を重ねていく…。


そこに物語中での成長の余地がある。


遊びたいから結婚もしたくない。


なんでも人のせいにして雷を恐がるジョンが成長して結婚を決断する…という構成だけど、いまいち成長の理由がはっきりしない。こいつは子供のまま決断した気がする。


テディが頑張ってロリーの理解を得ただけのような…。