のーたいとる

KADOKAWA✕はてな より今冬リリース予定の新・小説サイト http://kaku-yomu.kadokawa.jp/ 第一回のコンテストに参加するための準備ブログ。習作、雑記などをアップ予定です。

ログラインと葛藤

セーブ・ザ・キャットの法則を読み進めると、やはり少なくとも自分にとって完璧と思えるログライン無しには前に進めない。なおかつ「葛藤」がシーンでもプロットでも重要であることがわかる。

というわけで、今日は過去作のログライン見直しと葛藤が描けているかを分析するテスト。

ジャンル:ファンタジー

プロット:バティとの友情

タイトル:ホーリィ・ダーク

ログライン:死んだ目で想い人を待ち続ける少女が、壊滅的なネーミングセンスの魔物に拾われ、残忍な人間たちに襲われながらも、二人で生きていく。

 

葛藤のプロット

本当ならずっとふたりで暮らしていたい。
しかし、それはできない。

この魔物は人殺しで、わたしは人を殺したパンを食べさせられていたことがわかった。とても容認できることじゃない。

時間は刻々とすぎていく。二人で暮らした館を去った後、勇者を名乗る残忍な人たちが、彼の命を狙っていることを知る。

私はどうすればいいんだろう。戦争が起きた時、勇者は助けてくれなかった。私を助けてくれたのは、あの魔物だけだった。

館の方角で火が上がる。

私は決めた。彼の元に行こう。

勇者の放った光と彼の間に、私は身を投げ出した。

 

ジャンル:SF

プロット:バティとの友情

タイトル:ひとりぼっちのアレン

ログライン:滅んだ地球で目覚めたアンドロイドが、たったひとり生き残った女の子を助けるために奔走する。

 

葛藤のプロット

本当ならずっと彼女との生活を続けたい。

しかし、それはできない。

彼女の生命維持装置の電源がもうすぐ切れるからだ。

時間は刻々と過ぎていく。

ぼくはどうすればいいんだろう。

バッテリーのゲージが赤く点滅している。これが切れる時が、彼女の命の終わる時だ。

ぼくは決めた。

自分の炉心を彼女の生命維持装置に繋いで、彼女を助けよう。