ジャンル類別
スナイダーによる映画の分類。
それぞれの分類の性質を把握するために既存の作品を振り分けてみよう。
ジブリ映画とかがいいかもしれない。
スーパーヒーロー
周囲の人々の支持を得られこそすれ、思想までは理解されないナウシカ。
人のため、蟲のため、孤独に戦う姿が描かれている。
金の羊毛
ラピュタを求めてに出たパズーは冒険の果て、シータや世界を守るためにラピュタを破壊する決断をする。
③ホタルの墓
難題に直面した平凡なやつ
母を失い家を失い叔母に邪険にされ…
清太は前に立ちはだかる障害を微妙に乗り越えきれず、あるいは迂回して、ジリ貧になって死んでいく。それ故わかりやすいカタルシスを感じる場面はほぼ皆無。
戦争の狂気、あるいは悲しみがテーマの作品としてみるなら「組織のなかで」となるかもしれない。
人生の節目
少女キキの旅立ち、新たな住処での出会い、それに伴う障害と成長が描かれている。かな…。空を飛べる能力が別段特殊とも扱われていないためこのジャンル分けとなる。
人生の節目
少女時代のタエ子が直面した思い出、あるいは障害。乗り越えられなかった分をトシオの言葉でクリアする展開がとてもいい。
⑥紅の豚
バディとの友情
ポルコの孤独な生き方にフィオが変化を与える。長年つかずはなれずだったポルコとジーナの関係にも。
金の羊毛
狸たちが住処を取り戻すために頑張る。
敗北はテーマ性故? 人間がもっとひどい目にあえばいいのに。
バディとの友情
雫が聖司と出会って物語作りを頑張る。
バディとの友情?
金の羊毛?
ブレないアシタカが人間嫌いのサンに変化を与えると考えればバディとの友情。
呪いを解く旅と考えれば金の羊毛
祟り神の力を得た代償を払いに行くと考えれば魔法のランプ?
これはもう一度見なおそう。
難題に直面した平凡なやつ
平凡な少女の千尋が両親と引き離されとんでもない難題に直面したのはわかるが何故どんなふうに成長したのかいまいちわかってない。
他にもカリオストロの城なんかは優れた金の羊毛だなあ。
最初は札束目当てで行動を起こした大泥棒ルパンはクラリスの心だけ奪って去って行き、財宝に目がくらんだ伯爵はプチッと悲惨な最後を遂げる。