主人公に猫を救わせる
わたキモ、ストーリーボードの最初にある部分を見て愕然とする今日このごろ。
そこにはこう書いてある。
「ネット ブルセラ パンティ買えない」
要約すると、
「主人公はネットのブルセラショップで使用済みパンティを購入しようとするが、金が無くて買えない」
というシーンである、ということだ。
うんうん、主人公の金の無さとキモさが伝わってくる良いシーンだね。
てなると思ったのか過去の俺は。全く好感が持てない!
となると、主人公のいいところを早めに見せるか、魅力的な部分の一端でも見せないとマズイ。あるいは主人公よりも最低なクソ野郎を出して主人公の株を相対的に上げるかだ。
ともあれ主人公の良かった探し。
のび太のように、欠点だらけでも魅力的な主人公にすることはできるはず。
じゃあまずはのび太のいいところといえば…
あやとりが上手。射撃がすごい。
この辺はアクセントにすぎない気がする。
のび太の魅力は、いじめられっ子で、勉強も運動もできなくて…それでも楽観的なところじゃあないだろうか。もっと言えば、自分勝手なところ。
だからこそガキ大将のジャイアンと対等に付き合えるし(少なくとものび太の主観的には)しずかちゃんに恋もできるし、あまつさえ、スカートめくりとか風呂覗きとかするんだぜ。
つまり、欠点に縛られない精神性。欠点で読者を共感させて、そのキャラが自由に動いていることで読者は胸のすく思いをする。・・・ここまで考えてドラえもんを見たことはないけれど。
じゃあキモくて金のないおっさんは?
キモい、さらに金が無い上で…ふてぶてしければどうだろう?
彼はキモくて金がないことを気にしていない。だってキモくて金がないことで、誰にも迷惑をかけていないから。
つまり…「キモくて金が無いのに、自由に生きるおっさん」?
具体性に欠けまくるが、これは面白いかも。